2016年9月3日土曜日

エジソンアカデミーロボット・プログラミング 体験会の進め方(1)

一般社団法人 日本こどもプログラミング協会 理事の西尾です。

私の運営する
パソコン教室 スマイル・カフェ
こどもパソコン塾すまいる・キッズでは



こども向けのロボット・プログラミング講座では
アーテック社のエジソンアカデミ―を教材に行っています。

体験レッスンをするにあたり
10人以上の大人数で保護者も含め30人近くの方に向けて
行う。イベント形式の体験会もありますが
この場合、プレゼンテーションやビデオを使い
場を盛り上げて、高いテンションで場の空気をつくり
一気にクロージングまで進める方法もあります。
この手法をとった場合は、そこそこスタッフの数も必要ですし、
テンションが下がったときに、小さな教室で無名だと
キャンセルが続いたり、クロージングにまで進める事が
出来ななどとなりがちです。


個人オーナーの塾やパソコン教室の子供向メニューのひとつとしてで
地域密着、小規模で開校されている場合は違ったアプローチが必要と思います。

当教室ではこんな形の体験会を実施しています。

簡単な教室紹介・インストラクターの紹介のあと
「プログラムってなに?」
「身の周りのコンピュータやプログラムにはどんなものがある」
「信号機のうごきをプログラムで考えてみると」
と簡単なレクチャと質疑応答でこども達の緊張をほぐします。


早速をパソコンに向かい、ロボットを制御する基盤をケーブルで
つなぎ、ボタンを押すとどんな信号のやり取りをパソコンとするのかを
プログラミング用の画面で見たと
ボタン操作でサーボモーター(人間のヒジの様な動きをするモーター)
を動かすプログラミンを行います。

そしてその動きに合わせて、ロボットを作ります。
ロボット作りには「アーテックブロック」を使用します。
レゴブロックの様に直感でブロックをつなぐと、
最後の方で、うまく接続できない所が出てきます。


突起の方向がどちらを向いているのか?
このブロックはいろいろな方向から差し込む事ができき、
こどもの創造力を表現力を伸ばす事ができるブロックです。

そのため、設計図でしっかりと読み解きながら接続しないと
完成予想図にある方に出来上がりません。
一見簡単そうなのですが、しっかり設計図読み解く力をつけます。

ロボットが完成したら、実際に動かしてみます。
モーターの個体差もあるので、そのままうまく動くとは限りません。
モータを制御する値を調整して、ロボットの転送して何度も挑戦!

無事うまく動かせたら、ここからがこども達の目がいちばんキラキラする
アレンジタイムです。
学んだことを応用しプログラムをロボットの形状を変えて
思い思いにアレンジします。
このアレンジで、今回作ったプログラミングの意味がだんだん理解
深まってきます。
この頃には子どもたちはもう、夢中でいろいろな動きを作っては
お父さんやお母さんに披露して解説してます。


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こども達がプログラミングに取り組んでいる間に保護者の方に読んでいただける様に
「なぜプログラミング学習が必要か」といった資料やエジソンアカデミーの2年間のカリキュラムが
どの様に進み、どんな効果があるのかを説明した資料を数枚用意しお渡ししておきます。

こども達が自由に楽しんでいる間に、保護者の方にお声掛けをします。
こちらから何かを伝える遠い事よりも、質問がしやすいような呼び水としての声掛けです。

また、入会の詳しい説明が必要な方はこのあと、行いますのでと
希望者を募ります。


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こんな風にこども達が自由に


みんな後ろ髪を引かれながら、ロボットを解体し、ケースに直し
最後に、今日の発見、工夫と楽しかった事をプレゼンテーションしてもらいます。
この発表はコースが始まっても毎回続きます。ただ楽しいだけでなく
発見する事、工夫する事を意識しながら、ロボットに向かってもらい
自分の思った事を表現する練習です。



最後のプレゼンテーションまでがレッスンという事をしっかり伝えます。

プレゼンテーションの部分は教材には記載がありませんが、必ずやるべきと思います。
先日、スタッフとして参加したロボカップでこども達が本当にしっかりと
説明できている姿を見て、考えている事を言語化して説明させる事の大切さが身に沁みました。



あっという間の90分が終わります。




一般社団法人 日本こどもプログラミング協会 
愛と癒しのパソコン生活お応援コンシェルジュ 
西尾茂和
nishio@keep-on-smiling.jp
パソコン教室 スマイル・カフェ

1 件のコメント:

  1. 理事長の村上です。

    当方でもこの10月より本格的に募集を開始いたします。
    体験会の進め方、大変役に立ちますので、積極的に参考にさせていただこうと思っております。

    ただ、当校の場合講師が私一人の身になってしまいました関係上、体験会は親御さんへの説明が繁忙との判断から、1回につき1~2組のみの縮小版で実施してみようかと思います。
    どちらのほうが我々のような小規模パソコン教室にとって適切となるのか、テストしてみます。

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